||ブログ・お知らせ||個数割引について|||
メールマガジン バックナンバー一覧

【♪[Notes] from Gclef】vol.31 アッサム秋摘み・プーアル茶入荷

♪[Notes] from G clef ★━━━━━━━━━━━━━━━━★ 2002.12.19

Notes from G clef
A spoonful of fresh tea leaf brings you favourite time of relief.

http://www.gclef.co.jp/ ★━━━━━━━━━━━━━━━━★ vol.031

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★目次★                          ☆彡
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)アッサムオータムナル入荷しました
2)プーアル茶6種(+1)入荷しました
3)楽屋裏から
4)購読中止、アドレス変更の仕方
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◆◆◆◆◆◆◆◆秋摘みアッサム入荷しました◆◆◆◆◆◆◆◆◆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■No.10 アッサムオータムナル
ノハルハビ農園
120g袋 \1,350-  10g袋 \220-
60g缶 \900-  60g袋 \850-
ティーバッグ5個S缶 \600- ティーバッグ袋入 \430-

ブルース大佐の発見した原種の特徴を色濃く残す一品。
たおやめぶりの繊細な風味が魅力です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お買い求めは下記のページから           ☆彡
http://www.gclef.co.jp/index.php3?m=tea/monsoon.php3   ☆彡
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■クリスマスを間近に控え、吉祥寺の街も賑やかさを増しています。
ジークレフでもこの年末は、数々の新商品が登場しました。そして
今日は、一年の最後を飾る品、アッサムオータムナルのご紹介です。

■アッサムは、インド最東部のアッサム州を産地とする紅茶で、ブ
ラマプトラ川流域に約2000の農園が広がる大産地です。なかでもジ
ョルハット州、ディブルガル州、シブサガル州は、優良な紅茶を産
することで知られています。これらの州は、ともにブラマプトラ川
の南岸に位置し、川が運ぶ肥沃な土壌と、湿った空気に、茶葉の成
分が豊富に育まれるのです。

■さて、今回ご紹介するノハルハビ農園は、シブサガル州に立地す
る農園で、インドサイの生息地として知られるカジランガ国立公園
に隣接する、大自然の真っ只中といっていいような農園です。年間
120万kgもの収穫量を誇る大農園では、大部分がCTC製法で製茶され
ますが、一部の良質な茶樹から摘まれる茶葉は、昔ながらのオーソ
ドクス製法で製茶されます。

■今回、この農園の紅茶を選定したのには、ある理由があります。
というのは、この紅茶は、かのブルース大佐が19世紀に発見したと
言われる原種のアッサム種に非常に近い特徴を備えているというの
です。アッサム種は、現在でこそ品種改良とともに世界中の紅茶産
地で栽培される優秀な品種ですが、その原点が、密林に自生するこ
の原種にあったわけです。

■さて野生種に近いといわれるノハルハビのオータムナル。さぞか
し野趣溢れる風味かと期待して味わうと、その予想と全く違う風味
に驚かされることでしょう。まろやかな味わいと、やさしい香りは、
むしろ女性的とも言え、繊細で気品すら感じさせます。茶液もワイ
ンカラーに近く、セイロンティーのような輝けるルビー色ではあり
ませんが、表面張力が高く、その繊細な味わいの裏に豊富な成分が
存在することをうかがわせます。

■一般にアッサムティはミルクティ向きと言われ、この紅茶も例外
ではありませんが、最初はストレートでおのみいただくとよいでし
ょう。砂糖は不要です。十分甘いですから。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆プーアル茶入荷◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

■プーアル茶が入荷しました。以前香港に赴いてから、いつかは扱
ってみたいと思っていたのですが、長いリサーチ期間を経て、つい
に皆様にご紹介できる運びとなりました。

■プーアル茶は、香港やマカオなどで飲茶とともに愛飲されている
後発酵茶・黒茶です。後発酵茶とは、紅茶や烏龍茶などでいう発酵
(酸化)とは全く違う、微生物や酵母などによって発酵したお茶で、
ワインやウィスキーのようなビンテージが存在します。そのため、
このお茶は、「飲める骨董品」とも言われており、何十年もの陳期
(ちんき・熟成期間のこと)を経たものもあります。実際に故宮博物
院では、金瓜茶という19世紀中庸のプーアル茶が収蔵されています。

■プーアル茶には大きく分けて生茶、熟茶の2種があります。この
うち熟茶は、1973年に作られ始めた歴史の新しいもので、現在流通
しているプーアル茶のほとんどは、この熟茶となります。これは、
何年も寝かすわけではなく、割合短期間で作れてしまう製法で、長
期間保存しても熟成は進みません。ただし、ポットで気軽に飲むに
は十分、プーアル茶の醍醐味が楽しめ、飲茶の友として香港で愛飲
されているのはほとんどこの熟茶となります。

■一方、生茶は、昔ながらの製法に基づいて作られた手のかかるお
茶で、何年も熟成してようやく一人前のプーアル茶となります。古
いものほど価値が出るという生茶は、日本ではほとんど紹介される
ことがありませんでした。そもそも中国国内でも、その区別を知ら
ない茶商が少なからず存在するのですから、無理もないことです。

■生茶の価値は、往々にして陳期のみで計られますが、私は、産地
や摘んだ時期も重要だと考えています。つまり、茶葉の素質によっ
て、長期の熟成に耐えるものと、そこそこで飲んでしまったほうが
よいものがあるということで、これはワインなどと同じと考えてい
ただければよいでしょう。

■ただ、生茶のプーアル茶がワインなどと違うところは、ワインは
開栓してしまったら、早々に飲み干さないと劣化してしまうのに対
し、餅状に固められた生茶(餅茶)は、少しずつ崩しながら飲んでも、
残りの部分はさらに熟成が進んでいくということです。保存も簡単
で、空気に触れて劣化するということがなく、却って熟成が促進さ
れますから、長期にわたって少しずつ楽しむということができます。

■今回は、生茶の餅茶五種と、熟茶の散茶一種、そして変り種とし
て象棋茶を入荷しました。基本的にプーアル茶は、中国でも試飲が
できない店が多いと思いますが、ジークレフでは、いくつかの種類
は店内で無料でお飲みいただけます。ご興味がおありの方は店頭ま
でお越し下さい。なお、オンラインストアでも近日中に発売いたし
ます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
茶の故郷、雲南省より、プーアル茶(6種)+1入荷しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■淡樟香七子餅茶(生茶)
1枚(約357g) \13,500円
50g袋 \2,700- 10g袋 \680-

雨上がりのあとの土の香りに似た、清涼な香りが喉の奥から立ち
上がります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■遠年青餅 (7542餅茶・生茶)
1枚(約357g) \8,500円
50g袋 \1,700- 10g袋 \450-

87年製造とのこと。
飲みやすくまろやか。生茶の醍醐味たるポーレイ香も感じられます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■遠年青餅 (7572餅茶・生茶)
1枚(約357g) \6,500円
50g袋 \1,300- 10g袋 \380-

おそらく90年代の産ですが、市場では80年代として流通しています。
生茶の入門用としては、十分なクオリティを備えています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■98年青餅 (餅茶・生茶)
1枚(約357g) \3,500円
50g袋 \750- 10g袋 \250-

98年製造とのこと。香りがよくまろやかで、若いプーアル茶も
けっこうおいしいということを教えられます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■2002年易武山明前野生茶 (餅茶・生茶)
1枚(約357g) \5,250円
50g袋 \1,050- 10g袋 \300-

最も良質な黒茶を産出する地域として、古くから名を馳せた易武山の
最高級品です。家でゆっくり寝かすのもよし、少しずつ熟成する風味
を楽しむもよし。(易武山は六大茶山の一、マンサ山の一部を指します)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■陳旧礼品プーアル茶 (散茶・熟茶)
50g袋 \900- 10g袋 \280-

香港の高級ホテルなどで出されるクオリティ。蓋碗などを使い、工夫茶
で飲んでも、ポットをつかって気軽に飲んでも楽しめます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■象棋茶 (熟茶)
1セット \5,000-

中国将棋のコマ(+紙盤)32点セットです。これは飲むより、
飾ったほうがいいかな。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
なお、生茶、熟茶飲み比べをしてみたい方には、遠年青餅 (7572餅茶・
生茶)と陳旧礼品プーアル茶 (散茶・熟茶)がお薦めです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆楽屋裏から◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

■前回の楽屋裏からで、諸葛亮孔明ゆかりのあのお茶のご紹介をした
いと書きましたが、それはプーアル茶のことです。なんとか孔明伝説
をご紹介したかったのですが、調べるとあまりにあくさんあって・・・。
いずれ改めて、じっくり紹介させていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆購読中止、アドレス変更の仕方◆

このメールマガジンの購読を中止する、また、登録アドレスを変更する
場合は、下記のURLにて受付ております。

http://www.gclef.co.jp/index.php3?m=mag/melma.html

※アドレス変更の場合は、現在登録中のアドレスを解除いただいたのち
新しいアドレスにてご登録下さい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●このメールマガジンへのご意見、ご要望をお待ちしております。
宛先:notes@gclef.co.jp

紅茶葉専門店[ジークレフ]メールマガジン
【♪[Notes] from Gclef】vol.31
発行年月日 2002年12月19日
発行者 川崎武志

紅茶葉専門店[ジークレフ]

Online Store
http://www.gclef.co.jp/

吉祥寺店 open 11:00~20:00
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14
TEL. 0422-21-4812
FAX. 0422-21-4815
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━