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【♪[Notes] from Gclef】vol.27 ダージリンが飲み頃です

♪[Notes] from G clef ★━━━━━━━━━━━━━━━━★ 2002.09.30

Notes from G clef
A spoonful of fresh leaf tea brings you favourite time of relief.

http://www.gclef.co.jp/ ★━━━━━━━━━━━━━━━━★ vol.027

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★目次★                          ☆彡
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1)ダージリンセカンドフラッシュ 熟成が進み、飲み頃になりました
2)茶葉のグレードについて
3)テレビ朝日「やじうまプラス×2」でジークレフが紹介されました
4)楽屋裏から
5)購読中止、アドレス変更の仕方
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◆◆◆◆飲み頃を迎えたダージリンセカンドフラッシュ◆◆◆◆◆

■前回のメルマガは梅雨明け間近の7/17でした。あれからはや
2ヶ月。何のお便りも出さずにすみませんでした。

■実は、次はダージリンの熟成か、ウヴァ、キームンの入荷に
ついてお知らせしようと思っていたのですが、ウヴァティ、キ
ームンティの入荷が遅れる一方でダージリンの香りは、ゆっく
りとしかし確実に開き始め、どこまで良くなるのか見極めがつ
かなかったのです。でも、ここへ来て、まさしく当初予想して
いたとおりに熟してきましたので、ご案内をさせていただくこ
とにしました。

■まず最初に変化のあったのはマリーボーン農園のダージリン
でした。カップから密度の濃いマスカットフレーバーが香りは
じめたのは、8月下旬のこと。そして一月を経た今、堂々たる
マスカットフレーバーを誇る素晴らしい風味の紅茶へと変貌を
遂げたのです。

■一方、9月半ばに入り、バラスン農園のダージリンにも望ま
しい変化があらわれ始めました。カップ水色はきれいな明るい
橙色なのですが、ふんわりとよりやさしめの香りがただよいは
じまめました。こちらはまだまだ良くなる見込みです。

━━━━━━━━━★淹れ方についてひとこと★━━━━━━━━━

■繊細な風味のダージリンは抽出時間や、茶葉の量にこだわら
なくてはいけません。マリーボーン農園のものの場合、350ccに
対し、茶葉は4.5g。抽出は6分がベストです。蒸らし時間が長
いので、あらかじめポットやカップを湯通しして温め、コジー
をかけて保温しながら蒸らすのも忘れてはなりません。保温と
計量。おいしい紅茶を入れるコツはこれにつきます。ほんのち
ょっとしたひと手間と使い慣れた道具が、紅茶の風味をグッと
よくするのです。

■もしミルクティをお望みの場合、“常温の”低温殺菌牛乳を
大さじ一杯程度を限度と考えていただければと思います。常温
と限定したのは、それが低温殺菌のよさを活かすから。香りと、
甘味が違います。「牛乳くさいのでは?」と思われる方はぜひ
一度ためして見てください。牛乳の香りがこんなによかったの
かと驚かれるはずです。

今が飲み頃。おすすめのダージリンです。
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■No.5A ダージリンセカンドフラッシュ
マリーボーン農園
60g缶 \1,650-  60g袋 \1,550-
120g袋 \2,500-  10g袋 \320-
ティーバッグ5個S缶 \650- ティーバッグ袋入 \750-
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■No.5B ダージリンセカンドフラッシュ
バラスン農園 マスカテル
60g缶 \1,700-  60g袋 \1,600-
120g袋 \2,800-  10g袋 \350-
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お買い求めは下記のページから           ☆彡
http://www.gclef.co.jp/index.php3?m=tea/monsoon.php3   ☆彡
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆茶葉のグレードについて◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

※この文章は、紅茶に詳しい方、詳しくなりたい方向けです。

■最近、あちこちで茶葉のグレードについて誤った記述を見か
けます。そこでひとつ、紅茶のグレードとなぜグレーディング
を行うのかについて整理してみたいと思います。

■紅茶におけるグレードとは、FTGFOP1とかBOPという表示であ
らわされる茶葉の大きさと形状のことです。たとえばセイロン
ティの場合、下記の表のように表されます。
--------------------------------------------------------
グレード  大きさ    形 状
--------------------------------------------------------
FBOP 1.70mm~2.00mm チップを含みよく縒れていること
FBOPF1 1.18mm~1.70mm チップを含みよく縒れていること
FBOPF 0.60mm~1.18mm チップを含みよく縒れていること
BOP1 1.40mm~2.00mm よく縒れていること
BOP 0.85mm~1.40mm 丸く縒れていること
BOPF 0.50mm~0.85mm
Dust 0.42mm~0.50mm
OP 1.70mm~2.00mm よく縒れており長いこと
--------------------------------------------------------
参考)Handbook on tea,Tea Reseach Institute,Sri Lanka,1986

━━━━━━━━━★グレーディングの効用★━━━━━━━━━

■なぜこのような等級区分を行うのかというと、味を調えるた
めです。大きさの異なる茶葉は、発酵の度合いが異なります。
セイロンであれば、BOPを基準として、大きい方は発酵は浅く、
小さい茶葉は発酵が強いのです。また、大きさが違えば抽出時
間も変わってきます。この発酵と抽出という両面から、茶葉の
大きさを整える=グレーディングという作業が行われているわ
けです。特にブレンドティでは、異なる産地の茶葉を合わせる
ため、こうした等級区分がきちんと行われていることが必要に
なってきます。

■なお、インド紅茶にはインド紅茶でまた別のグレードがあり
ます。ダージリンのBOPはセイロンのものよりも大きめです。
また同じインド国内でも、ダージリンのFTGFOP1とアッサムの
それとではずいぶん大きさにひらきがあるように思います。
さらにCTC製法で作られた紅茶には、またオーソドクス製法の
グレードとは違う表記がされています。

■つまるところ、グレードというものは、「形や大きさを示す
ものであるが、国際統一基準がなく、味については言及してい
ないもの」と認識してください。セイロンで言えば収穫量の少
ないOPはより高値で取引される傾向にはありますが、おいしい
とは限りません。(ジークレフでは、むしろセイロンのOPは避
けることが多いです。)逆にDust(ダスト)がとてもおいしくでき
あがることだってあります。けっしてダストはゴミではありま
せん。

■また、ダージリン・アッサム・ニルギリなどでFTGFOP1などの
グレードを見かけることがありますが、同じFTGFOP1でも、決し
て同じ品質を表すわけではありません。やはり形と大きさを示
しているだけです。ただ、アッサムやニルギリでFTGFOP1をつく
るとなれば、品質に自信のあるときでしょうから、おいしい可
能性は高まります。一方ダージリンではFTGFOP1は標準のグレー
ドとなりますので、FTGFOP1だからといって味について判断する
ことは全くできません。

◆◆テレ朝「やじうまプラス×2」でジークレフが紹介されました◆◆

■どうも9月中旬にテレビでジークレフが紹介された模様です。
・・・もうすこし、きちんと書きたいのですが、私(川崎)がカン
ボジア滞在中に取材が行われ、担当した平野がインド訪問中に
放映された模様なので、実は当店ではだれもまだ見ていないん
です。おはずかしい限りです。ちなみに内容は、おいしい紅茶
の淹れ方と、このメルマガで最近お薦めした紅茶(No.5Aダージ
リンセカンドフラッシュ、No.6アッサムセカンドフラッシュな
ど)を、改めておすすめするという内容でした。

■ちなみに、今号の徳間書店「グッズプレス」でもダージリン
セカンドフラッシュで特集が組まれ、ジークレフからはゴパル
ダーラ農園のワンダーティが紹介されました。

■一般雑誌で、セカンドフラッシュの特集なんて、なんといい
時代になったことでしょう。日本の紅茶の水準がここ数年でグ
ッとあがったことの証明、これもみなお客様のおかげです。本
当に良いものが分からないと、こういうことにはなりませんか
らね。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆楽屋裏から◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

■休暇でカンボジア行ってきました。アンコール遺跡を見に行
きました。本当によかったです。安全で、のどかで人がみなよ
く笑う国でした。

■旅行中印象に残ったのは、若い日本人旅行者の温かみでした。
小さな笛売りのこどもにカンボジアの曲を教えてもらっている
学生風の青年や、物乞いの目が見えないとわかるや、引き返し
てそれなりの金額を手に握らせるカップル。アンコールワット
のてっぺんの軒で、鈴なりになってほかの国の旅行者と夕日を
眺めているたくさんの若者たちなど、とてもいい雰囲気でした。
ちなみにこのとき、背後の遺跡の中心部分では、韓国人旅行者
の団体が「テーハミング」を合唱していました。彼らにはワー
ルドカップは、とてもよいできごとだったのでしょうね。

■インドやスリランカの農園の人たちもそうですが、発展途上
国の農村ではみんなよく笑いますね。こぼれんばかりの笑顔に、
元気をもらって帰ってきました。

■さて、はやくもダージリンの丘ではオータムナルの収穫がは
じまっている模様です。先日キャッスルトン農園の秋摘みを試
飲しましたが、この時期にしてなかなかの品質でした。この調
子で風味がよくなってきてくれれば、今年も冬至のころには、
やわらかで飲みやすいオータムナルが届くことでしょう。

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紅茶葉専門店[ジークレフ]メールマガジン
【♪[Notes] from Gclef】vol.27
発行年月日 2002年9月30日
発行者 川崎武志

紅茶葉専門店[ジークレフ]

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〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14
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